寡動・無動
パーキンソンの代表的な症状の一つに、寡動・無動というのがある。
無動は、字の通り動きがなくなること。寡動とは、動作を始めるまでに
時間がかかることや、動作がゆっくりになることをいう。まるでスロー
モーション動画のような動きのこと。病気関連の言葉は、むずかしい。
まばたきをする回数が減るのを「仮面様顔貌」。話し方に抑揚がなくなって
低い声でボソボソとしゃべるのは「単調言語」。文字を書いているうちに、
どんどん字が小さくなっていくのが「小字症」。いずれも代表的な寡動・無動
の例だが、今のところ身に覚えがあるのは、小字症で、字も実に下手になった。
その他、ボタンかけがしにくい、衣類の着脱に時間がかかる、箸がうまく使えない、
寝返りがしにくい、足が前にでにくい(すくみ足)などが、「パーキンソン病は自分で治せる」では、例として挙げられているが、自分も実感するものばかり。他にも、
キーが打ちにくい、マウスがうまく使えないなど、思い当たる。あげていけばきりがないのが、シャクではある。